限りなき家庭犬への道Vol.1

著者:K9クラブ愛媛会長/小林 輝紀

果てしなく、限りなく続くかのようなゴールドコースト のサンシャインビーチ。
ここオーストラリアで15年、現役引退後の人生を過ごしました。
オーストラリア在住中に長年の夢であったジャーマン・シェパードを
飼い始め訓練を開始。

その後訓練士の資格を取り、日本人として初めて海外で訓練学校を設立、犬の訓練の
先進国である同地で現地の人々に訓練の指導をしてまいりました。

4年前に帰国。犬の訓練士の養成を含む動物飼育の日本最大手の専門学校グループの教育
サポーターとして活動すると同時に、GOA国際愛犬家協会の副会長及び主席トレーナーの
重責をお受けしました。

3年前にまず今治に、そして2年前に松山にK9クラブを設立。
現在は愛犬家に訓練を指導すると同時に、訓練士の養成に努めています。

 21世紀における人間と犬の健康ライフの展望

ドッグトレーニングの先進国オーストラリアでは、全ての人が犬の訓練の必要性と
犬への接し方を常識として持っています。しかしここ日本では、
犬の訓練に対する考え方が非常に希薄です。そのため犬にまつわる多くの不幸な事件や
環境の悪化を引き起こし、動物虐待など深刻な社会問題となっています。

オーストラリアでは親が子供に、犬とどう関わっていくか犬に対する知識や考え方を
しっかり教えています。犬が周りに迷惑をかけないようにするのが飼い主の義務である事。
もし迷惑をかけたら飼い主が必ず責任をとらなければならない事など。
人と犬とのより良い関係を作る為に「犬はどうしてこんな行動をするのか」
「犬になにを教えなければいけないか」「訓練でどのような犬にしたいか」など、
犬に対しての付き合い方と知識が一つの文化として根付いています。
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従来、日本では犬の訓練は特殊技術を持った訓練士により行われていました。
しかし西欧諸国では犬の訓練は指導員のもと、飼い主自身で行うのが主流です。
オーストラリアで活躍されている世界的に有名なドッグトレーナーの
バル・ボニーは「飼い主はボスにならなければいけない」と提唱しています。
訓練とは、犬がどんな時でも飼い主の命令に従うと言う事です。

日本では訓練と芸をとり間違えて理解している事が多いのです。
「お手」や「お座り」が出来るのは良い事ですがそれ以上に大切なのは、なぜ犬が
それをしたのか。つまり犬が飼い主を「ボス」だと認めて命令に従ったのか、餌などを
欲しいからやたのか、人と犬との関係を築く上でその違いはとても多きいのです。
K9クラブでは犬は飼い主さん自身で訓練します。
これが理想のスタイルです。インストラクターは飼い主さんに犬の訓練のしかた[ボス]に
なる為の方法を指導します。
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果てしなく、限りなく追い求め続ける動物(犬)と人とのより良い共棲社会。
その為には今何をすべきか!!
限りなき家庭犬への道・・・・・・・・・・・。
私のライフワークであるドッグトレーニングを通じて飼い主に犬と人間の正しい関わり方を指導し、その大きな責任を理解させる事で21世紀を安全で平和且つ 又清潔な社会として創造する必要があると確信します。